早稲田大学人間科学部合格したので自己採点&分析してみた

第一志望の早稲田大学人間科学部人間情報科学科に合格した。(一般入試)

来年以降受験する方の参考になるように、5つの予備校の解答速報と自己採点を掲載する。

●解答速報と私の実際の解答

5つの予備校は河合塾、東進、代ゼミ早稲田予備校、増田塾。(駿台はない。青本もない)

赤色になっているのは予備校の解答のミス(?)と予備校で解答が割れている問題だ。

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世界史 38問/47問 80.85%

英語 34〜35問/50問 68%〜71%

国語 21〜23問/25問 84%〜92%

全体 79.2%〜81.3%

 

まず世界史では出題ミスが2つあった。東進の世界史の解答で1のYの4で「受験生全員に得点を与える」と書いてあるのだが正しくは1のYの2である。2のYの4のミスと勘違いしたのだろうが、解答を出すならちゃんと確認してほしい。
世界史で解答が割れている問題は大学側の作問ミスだけだ。英語で解答が割れているのは[Ⅰ]の(ⅱ)の7の英文の主旨を問う問題。この問題については次の記事で分析している。

国語で解答が割れているのは意外にも古文、漢文の問題。現代文の方が紛らわしい選択肢が多いイメージだが、今回は特に(三)の19の「茫然」の意味を問う問題で「ハ.おびえきった様子、ホ.うわのそらの様子」で文脈を踏まえた意味か辞書通りの意味を選ぶのかで割れている。


人間科学部の志願状況

今年は人間科学部全体で正規合格者を100人減らして、補欠合格を100人増やしている。

一般入試では、2018年の人間科学部人間情報科学科は志願者は1758人だったのに対して、2019年は1927人と169人増えている。

2018年から2019年の志願者の推移

人間環境科学科(定員115) 2682人→2815人 133人増

健康福祉科学科(定員125) 2670人→2290人 380人減

人間情報科学科(定員100) 1758人→1927人 169人増

早稲田大学全体の志願者は5%ほど減ったらしいが、学部学科単位で募集するので人気があるところは倍率が上がるし、合格者の絞り込みは続くので、厳しい戦いであることは変わらないと思う。来年は大学入試センター試験が最後なので浪人を避けようと受験生の動きが例年と大きく変わるだろう。

 


人間科学部対策のアドバイス

英語は長文でできるだけ点を稼ぐ。長文の形式がセンターや早稲田の他学部と異なる。200~250語程度の短めの長文が8つもあるので、丁寧に読んでいると時間が足りなくなる恐れがある。長文自体が難しいというよりも選択肢を1つ1つ見ていかないと解けなかったり、迷ってしまう選択肢があったりする。

前置詞問題は今年は少し難易度が下がったようだが、基本問題と超難問が混ざっているので、惑わされずに基本問題は確実に正解する。正誤問題も同様に他動詞の知識や

命令、提案、要求などを表す動詞ではthatの後ろは原形になるといった基本知識も含まれているので、確実なところは抑える。英語のプロでも迷うような問題もあるので(今年の46のconjure the image of )、難しいところは他の受験生もできないので大丈夫。


国語はあまり得意ではないのだが、現代文は比較的解きやすいと思う。古文漢文も基本知識をしっかり身につけることが大切。


世界史は正誤問題がなかなか難しい。教科書はもちろん、用語集を読んでいないと選べないような問題もある。年号もよく出てくる。現代史が出て来たら、細かい年号や知識を聞いてくるので現役生にはなかなか辛いだろう。正誤問題の個人的裏技(?)として「同時に」「の後すぐに」は要注意ワードだと思う(現代史で有効かも)。「南の大韓民国と北の朝鮮民主主義人民共和国は同時に建国された。」→×1948年は同じだが南は8月、北は9月。「カストロは首相就任の後すぐに社会主義を掲げた。」→×カストロは元々民族主義者だったが反米を強めてソ連に接近していった。

国語はあまり差がつかないと思うが、英語と社会1科目で差がつくのではないかと思う。


●私の受験体験記

受けた大学は

立教大学現代心理学部心理学科 センター利用2つと全学部入試、個別入試

早稲田大学文学部 一般入試

早稲田大学人間科学部 センター利用入試と一般入試

偏差値62.5の国公立大学 前期日程

受かったのは、早稲田人間科学部一般と補欠合格で立教個別入試の現代心理学部心理学科。

一般入試日程は上述の順番だったが、国公立大学入試(25日)の時点で全落ち状態(こわいですねw)。そして、26日に早稲田の文学部も落ちたので、翌日、人間科学部の発表があったがふて寝していた。仕方なく起きてネットの合格者発表を見たら、「えーーーー!私の番号がある!」本当なのか信じられなかったので、電話でも確認した。「おめでとうございます!合格です。」現役で全落ちしていたので、受験生活の中で初めての合格だった。

昨日、また発表があり、立教大学に4度も振られたのだが5度目にして合格を頂いた。

国公立は落ちてしまったが、あまり行きたいと思っていなかったので仕方ないと思う。


今回の受験を通してわかったのは、学力も当然必要だけれど、結局、行きたいと思う気持ちが大切なのだと思った。現役の頃はなんとなく人に勧められた大学を志望していたが、この人間科学部だけは自分で見つけて決めた大学だった。これからは早稲田大学で頑張っていこうと思う。


最後まで読んでくださってありがとうございます。いい受験ができるよう応援しています。