モヤモヤする話

今日は100円ショップに行った。そこで思わぬ光景を見てしまった。

マニキュアコーナーに小学3、4年生くらいの女の子が、売り物のマニキュアを開けて、爪に塗っていたのだ。他に同級生だと思われる友達2人もいた。

私は注意すべきなのか、大変悩んだ。直接注意すると逆ギレされるとか、親がいたりしたらもっとやっかいなことに巻き込まれるとネットの体験談をよく目にする。

そのことをある人に相談してみたら、「店員さんに言えばいいんだよ」とアドバイスされた。

私が何もできなかったことは本当に反省している。次からは店員さんに対応をお願いしたいと思う。

悪いことをしているのはあっち側であるのに、それを目撃してしまった方が何もできず、いたたまれない気持ちになる。あの子どもたちはそもそも悪い行為だと認識してさえいないようだった。服装だけは都会風で一丁前なのだが、判断力や道徳観は大変幼い。きちんとやっていいこととやっていけないことの区別をしつけしなければいけないと思う。

ひとつ子どもたちを擁護するならば、化粧品売り場にはテスターが置いてある場合があるので、そこで試しに使ってもいいと勘違いした可能性がある。しかし、100円ショップの化粧品は値段の安さもあって、テスターが置いてあることはない。その区別がついていない。

以前、別の100円ショップで20代くらいの女性がマニキュアのボトルを開けて色を確認していたのを見たこともある。

それらの原因を考えてみると、昔だったら、百貨店や敷居の高いお店でしか売っていなかった物が100円ショップで売り出されるように、物の価値がどんどん下がっている。その結果、物を大切にする意識も下がってしまったのかもしれない。例えば、床に置いてある本を足で踏んでしまったら、昔だったら叱られたであろうが、今はなんとも思わない人が増えているだろう。

子どもに注意するのもためらわれる今日この頃。こちらも店員に対応をお願いするなど気をつけていきたいと思う。